13.白い森
作詞:太志
作曲:太志
白い 白い森の中で
見つけた看板に書いてあった
「明日、今日のことを
後悔しないように生きよう」
夢から覺めた僕は
あの言果の意味を追いかける
考えても答えが出る問題でもない、
と部屋を出る
並木道の錄 空はこんなに青いのに
人は優しさの使い方もわからず
途方に暮れていく
觸れ合うことによって
傷ついた若者は
觸れ合うことによって
生まれる勇氣を信じなくなる
獨りぼっちなのは
君だけじゃないんだ
獨りぼっちなのは
僕だけじゃないんだ
風船にめいっぱいの夢を吹き迂んだ
現實よりずっと輕い風船は
青い空に沈んでいった
花になれたら 風になれたら
鳥になれたら
そう思うのは僕が人間だから
僕らは自分じゃない
「誰」を探してるんだろう
僕らは此處しゃない
「何處」に掃ろう と
しているんたろう
100ある內の99を理屈て埋めても
ラストピ一スは愛という形なき欠片なんだな
愛されたいのは
君だけじゃないんだ
凍えているのは
僕だけじゃないんだ
獨りぼっちなのは
君だけじゃないんだ
獨りぼっちなのは
僕だけじゃないんだ
だから手をかざそう 夢を描こう
笑われてもいい 愛を叫ぼう
碎けてしまいそうな
脆く震えてる淋しさで
今は手をかざそう 夢を描こう
傷だらけのまま 愛を歌おう
泣きたくても 泣けないでいる
誰かの空に響き渡るように
白い 白い森の中を
步き回る夢を何度見ても
あの看板の文字は
靜かに何も言わず在り續ける
僕は 後悔を繰り返して
大人になった男だ
わかってる わかってる
時計の針は戾らない
聞き取れないくらいの
微かなSOSみたいに
誰かの聲が聞こえる
やかましい日々に搔き消されてゆく
僕にできることがありますか?
もしあるとしたら
一緒に歌うことくらいですが
よかったら
愛されたいのは
君だけじゃないんだ
凍えているのは
僕だけじゃないんだ
獨りぼっちなのは
君だけじゃないんだ
獨りぼっちなのは
僕だけじゃないんだ
だから手をかざそう 夢を描こう
笑われてもいい 愛を叫ぼう
靜寂の底に沈んだ光の音を
抱き起こすように
今は手をかざそう 夢を描こう
傷だらけのまま 愛を歌おう
一秒でもいいから
君と僕の空が一つになるように
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